160823:個別指導の有用性
こんなアホみたいな記事を見た。
でも,私の友人で,英語から逃げ切っていた旅館の料理人は,グローバル化の波を受けた結果,旅館に来る外国人に接客をしなければならなくなったことを考えると,悩む人は少なからずいるのだろうと思う。
中高6年間も英語を学んでいる,そして大学でも英語に触れる。そんな日本人がなぜ英語を話すことができないのか。そんなことを疑問に思ったところ,こんな文章を見つけた。
http://www-comm.cs.shinshu-u.ac.jp/david/papers/stories/japanese/english.pdf
信州大学のデービッド・K・アサノ先生の文章である。彼の文章の中で,
• 英語は言語ではなく,ファッションだと思っていること
• 間違っていても,正しい英語だと思いこんでいること
• 間違っているかもしれないと思っていても,チェックをしな いこと
• 自信がないが,チェックをしてくれる人がいないこと
と述べてあった。
なるほど。確かにそうだな。一斉授業でここまで細かいチェックをしてくれるわけではないし,1人や2人(ALTを入れてもだよ)ですべてを指導してくれるわけでもない(そもそもできないだろう)
対策は,先生の文章を読んでいただければいい。
ただ,やはり,人・モノ・金・そして,やる気(これは教える側・教わる側両方)がありさえすれば,時間をかけて地道に二人三脚が一番いいのではないかと思う。
もちろん,内容によって,複数に師事を受けることはよい。ただ,一斉講義を聞き続けるだけでは少し足りないのかもしれない。そう思った。
うちの塾は時間をかけすぎ,利益度外視…。
まぁ今のところは,情熱を傾けられるのでいい。
しかし,この先だな。自分が大人になった時に,その情熱を傾けられる部下であり,後輩をどう育成するか。
結構考えてしまう。
おわり。